子どもが小学生になったから、そろそろ助産師に戻りたいな。
周産期医療の現場は、常に人手不足。助産師の復職は大歓迎です!
でもブランクもあるし、残業もあまり出来ない…。
どんな職場が合うんだろう。
助産師ママが復職となると、子どもとの生活だけでなく、ブランクのある自分自身の技量も考えないといけません。
病院が良いのか、クリニックが良いのか、誰もが悩むポイントです。
復職におすすめの職場は、病院なのか、クリニックなのか。
結論を言うと、「その助産師ママ次第」です。
家族、実家などの協力が得られるかどうか。
どの程度の休日数、給料を希望するのか。
ハイリスク分娩を勉強したいか、正常分娩に関わりたいか。
例えば、子どもは家族に預けて、日曜出勤や夜勤も出来る。
ハイリスク分娩も勉強したいというママは、病院が向いているかもしれません。
入院処理や書類などが嫌いで、正常分娩に関わりたいママは、クリニックがおすすめです。
こぐまは、総合病院2ヶ所、クリニック2ヶ所で働いてきました。
子どもがいる状況で、です。
あくまでこぐまの経験から、「病院とクリニックの違い」をまとめました。
どちらが復職におすすめなのかを、ママのタイプ別に紹介します。
復職を考える潜在助産師、助産師ママの、復職先の職場を考える手がかりになると思います。
病院とクリニックの違い ~業務面~
患者(妊産婦)の違い
<病院の場合>
・妊娠・出産にハイリスクな人が多い。母体搬送がある。
・「この病院なら大丈夫」と多大な信頼が寄せられるため、プレッシャーが大きい。
<クリニックの場合>
・妊娠・出産にローリスク・ミドルリスクの人。
・ハイリスクの人はいない。他院紹介か母体搬送となる。
病院で働く上での「プレッシャー」
産科に限らず一般的に、クリニックではローリスク~ミドルリスク、病院ではハイリスクな患者さんを扱います。
病院勤務をしていた頃、「プレッシャー」を感じる場面は多々ありました。
「この病院なら大丈夫でしょう。だから来たんですよ。私無事に産めますよね?」
「(ママの状態が悪く)妻をお願いします…」
と言われたり。
『母児のどちらを優先するのか』というICに同席をしたり。
この状況が一番重くのしかかるのは、もちろん医師です。
ただ、妊婦さんに直接関わる機会の多い助産師にとっても、やはり重かったです。
妊婦さんの訴えを傾聴、共感しても、感情移入はしない。
妊婦さんを励ましつつ、過度な期待はさせない。
病院ではそういうシビアな状況が多く、私にとっては辛かったです。
クリニックでは、シビアな状況は少ないです。
少ないですが、無いわけではありません。
もともとローリスク~ミドルリスクを扱っているので、「母子ともに健やかに退院される」ことが多いです。
シビアな状況もありますが、病院よりも少ないと感じます。
こぐまの主観ですが、クリニックの方が、心理的負担を感じる場面が少ないです。
母体搬送を、送る側(クリニック)と受ける側(病院)
ハイリスクとなり病院での管理が必要となれば、病院を紹介したり、緊急であれば母体搬送となります。
母体搬送する場合は、外来も一旦止まるし、スタッフを1人出さないといけないので、残った側は大変です。
ただ、母体搬送を受ける病院の方がはるかに大変だとわかるので、感謝と、患者さんを託す気持ちで母体搬送に行きます。
母体搬送を受ける側は、最悪の事態を想定して動きます。
リーダー、分娩係を中心に、病棟全体で対応。
病棟のみでなく、小児科や麻酔科、手術室とも連携し、動きます。
場合によっては、他科の予定手術の開始を遅らせることもあります。
そのような緊張下で、入院処理、診察介助、分娩or手術準備を迅速にしなければいけません。
アナムネ聴取、ルート確保も、迅速にです。
ハイリスクを扱う病院である以上、母体搬送があります。
緊急性が高く、重篤な状況におかれることも、病院の方が多いです。
ハイリスク症例の学び
ハイリスク症例に関しては、多くの数、種類を学べるのは病院です。
軽症については疾患次第ですが、中等症~重症まで、学ぶことができます。
一方クリニックでは、「正常から逸脱したか」について、敏感になります。
それは、正常から逸脱しハイリスクとなり、クリニックでは管理できないとなった時点で、紹介、母体搬送となるからです。
クリニックでは、「正常と異常の境界」がわかる。
病院では、「異常の程度とその対応」がわかる。
ざっくりですが、そう思います。
分娩の違い
<病院の場合>
・ハイリスク分娩が多い
・正常分娩もあるが、助産師数も多いので、自分が取り上げられる数は少なくなる
<クリニックの場合>
・ローリスク、正常分娩が多い
・助産師数は差があるが、正常分娩の割合が多いため、自分があたる数も多くなる
病院の場合
病院はハイリスク分娩が多く、正常分娩は少ないです。
ハイリスク分娩であっても医師の下で分娩介助はできるので、分娩介助経験は積めます。
ただ、ハイリスク分娩を扱う分、正常分娩が少なくなり、病院でのトータル分娩数は少ない傾向にあります。
分娩制限をかけている病院もあります。
病院はハイリスクを扱うという性質から、ケアの質・量を確保するため、助産師の数が多いです。
こぐまが病院勤務時代には、助産師が15~20人いました。
つまり、多い助産師数で少ない分娩数を扱うため、自分一人が取り上げられる分娩数は減ります。
こぐまは病院に5年勤務しましたが、この間の分娩介助数は50件でした。
1年に10件。平均して月に1件もつけませんでした。
クリニックの場合
クリニックでは、正常分娩が多いです。
分娩進行中に状態が悪くなることはもちろんありますが、全体として正常分娩が多いです。
助産師の数は、クリニックの規模によりますが、数名~10名ほどでしょうか。
こぐまが転職したクリニックでは、1年で60件分娩介助しました。
病院での分娩介助数を、1年で超えました。
分娩介助のいろはは、クリニックで学んだと言っても過言ではありません。
業務・事務的な内容の違い
<病院の場合>
・書類が多く、事務作業が多い。委員会、研修があるのは病院。
・診察、処方依頼するにも、依頼の時間、方法など気を遣うのは病院。
<クリニックの場合>
・ケアのための必要最低限の記録で良いのはクリニック。委員会、研修はない。
・医師に依頼しやすく、依頼後もオーダーがスムーズでタイムロスが少ないのはクリニック。
病院の場合
病院はとにかく書類やデータ入力など、事務作業が多いです。
入院受けのための書類は8枚前後。カルテ入力も膨大です。
診療報酬加算に関わるもので、「陣発入院」に対しても褥瘡評価、栄養評価などをします。
産科は対象外であるにも関わらず、看護必要度の研修を受け、委員会にも参加します。
主治医に診察や処方を依頼するにも、外来や手術のタイミングを見計らったり、顔色を伺ったり、気を遣います。
褥瘡評価、栄養評価はルーチンで「問題なし」。
これをする時間があれば、その分ケアをしたい、記録をしたいと何度も思っていました。
クリニックの場合
クリニックは医師との距離が近いので、報告しやすく、処方指示や、薬が出来るのもスムーズです。
褥瘡評価、栄養評価などは、まずありません。
入院受けの書類も1,2枚で済み、改めてカルテ入力することは少ないです。
病院とクリニックの違い ~ソフト面~
スタッフ数、マンパワーの違い<どちらも人手不足>
<病院の場合>
・他部署から応援がくる。
・暇なときは、他部署へ応援にいかなければいけない。
・比較的多い人数で、多い仕事量をさばく
・平均して仕事量が一定量になると思いきや、動かない人は動かないし、新人もいるので、中堅になると結局一定量以上の仕事量になりがち
<クリニックの場合>
・暇なときは、とことん暇
・応援はないから、多忙なときは忙殺される
・少ない人数で、それなりの仕事量をさばく
病院もクリニックも、スタッフは不足しています。
看護師も助産師も、足りていません。
その上で病院とクリニックを比較していきます。
病院の場合
病院の場合は、あまりにも欠勤が多かったり、手術やお産が多いときには、他部署から応援が来ます。
他部署も人手不足なので応援は滅多にないのですが、それでも危機的状況の時には応援を要請します。
他部署のスタッフには分娩室以外の、採血や術後管理などを依頼します。
逆にお産が少なく落ち着いている時には、産科スタッフが他部署に応援に行くこともあります。
病院は比較的多い人数で、多い仕事量をさばいていきます。
こぐまが勤務していた病院では、平日の病棟スタッフは5,6人。
1人休みが出ても何とかカバーできますが、仕事量は増えます。
2人休みが出れば、かなり忙しく、ひやひやする場面もあります。
3人休みが出れば、ますは婦人科病棟からヘルプが来ていました。
注意したいのは…。
1人1人が負担する仕事量には、かなり差があるということです。
新人は、自分のことで精一杯で、自分のこともままなりません。
中堅であれば、自分のことをこなして、後輩のフォローをします。
ベテランは…、かなり人それぞれです。
新人、中堅のフォローをする方もいれば、自分のことだけ片付けて、新人は中堅に丸投げして帰る方もいました。
必ずしも「みんなで乗り切ろう!」という感じにはならないのです。
いわゆる、「お局」です…。
クリニックの場合
クリニックの場合は、他部署というものがなく、クリニック内で完結します。
とても暇で、やることを探して終わる一日もあります。
逆にお産ラッシュで多忙過ぎても、どこからも応援は来ません。
クリニックは、少ないスタッフ数で、少なくはない仕事量をさばきます。
こぐまが勤務していたクリニックでは、平日の病棟スタッフは2~4人。
1人休みが出れば、かなり忙しくなります。
2人休みが出れば、…ヘルプは来ないので、夜勤明けスタッフが午前勤務をして帰ったり、外来の待ち時間が増えたり、明らかに「支障」が出ます。
各勤の助産師が1人のこともありました。
他に内診出来るスタッフがいないため、休みたくても休めませんでした。
病院とクリニック。
人手不足による影響はそれぞれだけど、大変なことには違いないね…。
休みやすさ<どちらも休みにくい>
急に休んだ場合…
<病院の場合>
・1人少ない人数で回す。残った人への負担が増える。
・子どもの熱など…、どうしても休まないといけない理由であれば、休める。
・3人休みが出れば、他部署からヘルプが来ることもある。
<クリニックの場合>
・1人少ない人数で回す。
・あるいは、誰かが休日出勤をする
・2,3人休みが出れば、確実に休日出勤。あるいは夜勤明けそのまま日勤など…。
・休日出勤を誰かに強いてしまうため、病児保育利用をすすめられることもある。
・熱が出たときの預け先を確保しておくよう、言ってくるクリニックもある
どちらも人手不足なので、どちらも休みにくい上での話になります。
「子どもが熱を出したとき」に急な休みがとれるのか、という点で比較します。
病院の場合
こぐまの主観ですが、病院の方が、休みに対して後からグチグチ言われません。
病院でもクリニックでも、休みの連絡をいれたときには、電話先の人にもよりますが、概ね角が立たずに休めます。
病院では働いているスタッフが多く、急に休むようなママスタッフも一定数いるため、「お互い様」という風潮があります。
中には快く思っていないスタッフもいたかもしれませんが、気持ちをわかってくれるママスタッフが一定数いることは、大きな支えでした。
クリニックの場合
クリニックの場合は、全体のスタッフ数が少ないので、ママスタッフがいても少数です。
「お互い様」と思いながらも、「迷惑をかける側」になるばかりでした。
自分しか助産師が出勤しない日には、「自分が休む=夜勤明けが残る」、あるいは「=夜勤入りを日勤待機として、お産が入れば呼び出す」ということになります。
「休日スタッフを呼び出す」こともありました。
急な休みが、本当に時々で、1日程度であれば良いかもしれませんが…。
連日休みをもらったり、頻繁に休みをもらってしまうと、病児保育をすすめられたり、「シフトに入れられない」と言われたこともあります。
病児保育は、働くママにとってはありがたい場所。
でも、それありきで働くように言われるのは、つらいね…。
病児保育は大事なので、利用する可能性があるなら、登録しておきましょう。
ただ、利用するか決めるのは自分です。
スタッフが充実していて、ママスタッフも多く働いているクリニックであれば、急な休みも取りやすいと思います。
給料、ボーナスの違い
<病院の場合>
・ボーナスがある
・少ないが昇給がある
・助産師手当がないところもある
<クリニックの場合>
・ボーナスはあっても少額
・昇給はほぼない
・助産師手当は大抵あるが、金額はさまざま
これは、規模や経営状況によって違うと思います。
こぐまが勤務してきた職場での傾向を、お話しします。
病院の場合
病院の場合、やはり規模が大きいため、ボーナスはあります。
金額は病院によって差はあるものの、「ボーナスはある」ところがほとんどです。
昇給に関しても、金額に差はありますが、「昇給はある」ところがほとんどです。
助産師手当については、手当がない病院もあります。
助産師手当がある病院でも、産科から異動になって看護師として働くときには、助産師手当がつかないようです。
クリニックの場合
クリニックの場合は、ボーナスはあるとは限らないし、あっても少額です。
こぐまが働いてきたクリニックでは、1~1.5ヶ月分/年。
これも正社員の話であって、パートであればボーナスは無いと思った方がいいです。
昇給はありません。あっても極少額です。
あとは、能力給で、「分娩係が出来るようになったから」「リーダーが出来るようになったから」という理由で上がることはありました。
ただ、それは下げられていた賃金が適正賃金になっただけで、それ以降の昇給はありませんでした。
助産師手当については、クリニックでは大抵の場合あります。
クリニックで働きたいという助産師は少ないため、助産師を雇いたいという雇用主の思いがあるのだと思います。
病院はやはり求人としては人気なので、助産師手当をつけなくても求人への応募があるのだと思います。
助産師手当の金額については、その職場の給与体制によっても違うので、「職場それぞれ」としか言えません。
残業について
<病院の場合>
・残業代はちゃんと出ることが多い
・残業申請しない人もいれば、きっちり残業申請をしている人もいる。
・残業申請出しづらいこともある。
<クリニックの場合>
・緊急帝王切開以外だと、残業が認められにくい
・残業申請しない文化なので、残業申請しづらい
病院の場合
病院の場合は、規模が大きく、病院によっては組合もあり、残業については申請すればきちんと支払われる傾向にあります。
ただ、「これは残業に値しないから」と残業申請をしないスタッフもおり、そのスタッフと同じ勤務だと、残業をしても申請しにくいです。
逆に、「残業したならちゃんと申請しよう」というスタッフもいます。
終礼時に師長に報告し、許可された場合に残業申請出来るところもあります。
師長は大抵許可しますが、その「師長の許可を得る」というのが億劫で、サービス残業になっているケースも多くありました。
「なんで終わっていないの。何が残ってるの。まだ時間がかかるの。」…と。
師長にその気はないかもしれませんが、「仕事が出来ないやつ」と言われているようでした…。
クリニックの場合
クリニックの場合、まるで「残業は悪」という風潮があります。
絶対全員定時に帰るぞ!という気迫があります。
クリニックで働いているという時点で、「生活を重視」している傾向があると感じます。
日勤で出来なかった仕事は、さっさと夜勤に依頼して退勤。
反対に夜勤で終わらなかった仕事は、日勤に依頼して退勤。
お互い様です。
人手不足のために、残業が習慣化しているクリニックもありましたが…。
「とにかく残業はしない、させない」という気持ちは強かったです。
クリニックが残業を毛嫌いするのは、「申請しても残業代が払われない」ことがあるからです。
夕方からの緊急帝王切開のような、明らかに残業になるイベントでもなければ、残業がスムーズに認められることはないです。
「忙しかった」では、まず認められないし、認められたとしても一部。
そして雇用主からグチグチと言われます。
残業申請しても全部は認められない。それなら残業は絶対したくないね。
【決定版】病院かクリニックか。ワーママタイプ別におすすめを紹介します
これまで、業務面とソフト面から、病院とクリニックを比較してきました。
「自分にはどちらが合うのか」―これは、何を重視して働くかによるので、人それぞれです。
ただし、「人それぞれ」だと投げてしまうと、検討材料になりませんよね。
こちらの表をもとに、一般的にはなりますが「こういう人は、こっちがおすすめ」という話をします。
(引用元:ワーママのタイプ別分類表とその特徴)
以前この記事でも紹介した表です。
(助産師・看護師の「常勤と非常勤」について。違いや、メリット・デメリット、ワーママタイプ別のおすすめを紹介。)
定義としては、こちら。
・バリキャリママ:サポートもあり、働きたくて働くママ
・リミキャリママ:働きたいのにサポートが得にくく、環境がそれを許さないママ
・ゆるキャリママ:キャリアに興味はないが、サポートがあるのでゆったり働くママ
・ノンキャリママ:働きたくないけど働いていて、サポートがないので働くのが大変なママ
タイプ別に、こぐまがおすすめする職場は、こちらです。
・バリキャリママ:病院(クリニックも検討)
・リミキャリママ:クリニック、病院
・ゆるキャリママ:クリニック
・のんキャリママ:クリニック
キャリアを積みたい:バリキャリママ、リミキャリママ
バリキャリママ
キャリアを積みたい、勉強をしたい、サポートは得られるというバリキャリママには、病院勤務をおすすめします。
積みたい「キャリア」が、「正常分娩を多く扱いたい」ということであれば、クリニックも選択肢に入ります。
ハイリスクも勉強したい、多くの症例を見たいということであれば、病院一択です。
リミキャリママ
働きたいのにサポートが得にくいリミキャリママは、サポートの状況によります。
バリキャリママと同様に、正常分娩を多く扱いたいならクリニック。
ハイリスクなどの症例を見たいなら病院です。
サポートに関してですが、どの程度サポートが得られるのかはよく考えましょう。
例えば子どもが熱を出したとき、一日預けられるサポートがなければ、自分は休まないといけなくなります。
この時休みやすいのは、クリニックよりも病院です。
一日は預けられないけれど、保育園のお迎えをお願い出来るのであれば、これも残業が多くなりがちな「病院」が候補にあがります。
一見クリニックの方が働きやすそうだけど…。
サポートが少なくても、病院だからこそ働けるケースもあるんだね。
病院によっては、「子の看護休暇」で特休を使えることもあります。
ただ、毎日の残業続きが辛ければ、クリニックが良いと思います。
この辺りは、どこまでサポートを得られるのか、何を重視するのかによります。
キャリア自体には興味がない:ゆるキャリママ、ノンキャリママ
キャリアに興味はないゆるキャリママ、ノンキャリママは、クリニックがおすすめです。
病院勤務では緊迫した場面が多いです。
キャリアを求めていないのであれば、ただの大きなストレスになってしまいます。
ストレスがあっても良いから、病院の給与、休みやすさなどの待遇を重視するのであれば、病院でも良いと思います。
ストレスを極力避け、ゆるく働きたいのであれば、クリニックのパートで働くのが一番おすすめです。
どの程度サポートが得られるか、どういったキャリアを積みたいか。
まずはこれをハッキリさせてから、病院かクリニックかを考えましょう。
まとめ 助産師ママが復職するときは、サポート&キャリアを見直して、「自分に合った職場」を考えよう
病院は病院の、クリニックはクリニックの、良さや難しさがあるんだね。
どういう点が良いのか、それは自分にとっても良いのか。
どういう点が難しいのか、それは自分にとっても難しいのか。
結局は「自分にとって」「自分の家庭にとって」、おすすめの職場は違います。
まずは病院とクリニックの特色の違いを知ろう。
どういったサポートが得られるか、キャリアを積みたいか、考えよう。
そこまで考えられたら、軸がブレずに求職活動ができるね!
潜在助産師、助産師ママにおすすめの求職活動については、こちら!
↓
助産師ママ、看護師ママの求人の探し方6選!併用例とそのポイントまで解説!
潜在助産師は、当サイトの推定で32,830人。
就労助産師37,940人に近い人数です。
(詳しくは「【完全解説】ブランクのある潜在助産師が復帰・復職するための道しるべ」)
潜在助産師が復職するには、仕事の面からも、家庭の面からも、ハードルがあります。
それでも、潜在助産師が復職することで、職場の人手不足は解消されていく。
その産科病院やクリニックの、ひいてはその地域の周産期医療が、より安全なものになっていく。
こぐまは、そう信じています。
こぐまは、3年ブランクの後に、パート助産師として復職しました。
微力ながらも、職場の力になれていると思っています。
初めはパートでも良い、短時間でも、少しでも、たくさんでも良い。
もう一度助産師として働きませんか?
「助産師に戻りたい」という気持ちを、こぐまは全力応援します!