正社員とパート。常勤と非常勤。
働いたことのある人なら、聞いたことのある言葉だと思います。
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この言葉の違い、知っていますか?
助産師ママである自分には、どれが合っているのか、考えたことはありますか?
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社員が常勤でしょ?パートが非常勤でしょ?
パートは休みやすい…から、子持ちの助産師や看護師はパートがおすすめなんだよね?
正確には、正社員=常勤、パート=非常勤ではありません。
週の労働時間が長いパートであれば、「常勤のパート」という方もいます。
とはいえ、その職場の共通認識として、“パート=非常勤”として呼んでいるところも多いです。
まずは正社員、パート、常勤、非常勤の違いをおさえたうえで、自分としてはどういった働き方が良いのか、考えましょう。
パートは休みやすいかもしれないけど、休んだときの保障があるのは常勤。
子持ちだから絶対パートが良いとはいえません。
今日のテーマは、「正社員、パート、常勤、非常勤の違いについて」です。
こぐまは、正社員としても、非常勤としても、パートとしても働いたことがあります。
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メリット・デメリットはもちろん、働きやすさの違い、どんなママにはどのような働き方がおすすめなのか、全てお話しします!
正社員、パート、常勤、非常勤の「定義の違いと注意点」
【正社員とパート】の定義の違い
法令上、「正社員」という言葉はありません。
労働基準法で使われている言葉は、「労働者」です。
「パートタイマー」という言葉も、法令上はありません。
パートタイム労働法により、「通常の労働者よりも1週間の所定労働時間が短い労働者」と定義されています。
つまり、法令上、正社員とパートの違いというのは、「通常の労働者」と「通常の労働者よりも1週間の所定労働時間が短い労働者」かどうかということです。
(引用元:正社員とパートの違いを法律面・実態面から詳細解説!)
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正社員とパートの違いは、「労働時間の長さ」。
でも、夜勤の有無や回数で、区別している病院もありました。
「正社員」は法律で定義されている用語ではないため、それぞれの企業の就業規則などで明確にしておく必要があります。
(引用元:正社員とは――意味と定義、メリット・デメリットをわかりやすく –)
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「これが正社員だよ」という基準は、病院によってそれぞれ。
それは、正社員が法律で定義されていないからなんだね。
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A病院では、夜勤をしても正社員とは認められなかったり。
B病院では、日勤のみでも正社員と認められたりする。
『正社員の基準は病院によって違う』から、そういう違いが出てくるんだよね。
【常勤と非常勤】の定義の違い
常勤と非常勤も、それぞれ明確に定義されているわけではありません。
傾向としては、常勤と非常勤は「労働時間の長さ」で区別されることが多いです。
具体的には、フルタイム(1日8時間)で週5日勤務していれば「常勤」。
フルタイムの勤務時間に満たない場合は、「非常勤」と分けられます。
ただ、これはあくまで傾向で、法律で区別されているものではないです。
「フルタイムに相当する勤務時間」であっても、非常勤扱いとなる病院もあります。
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「正社員とパート」と同じで、ここも病院の裁量なんだね。
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「フルタイムだから常勤で、正社員」とは限らないってことか。
ん…?常勤と正社員は、何が違うのかな?
(参照サイト:常勤と非常勤は何が違う?役員や公務員の場合は?|転職Hacks (ten-navi.com))
【正社員と常勤】の定義の違い
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常勤・非常勤、正社員・パートについて、表にしてみたよ!
常勤とは、フルタイムで働くという意味があります。
一般的には、1日8時間前後の週5日勤務が多いです。
単純にフルタイムで働くという意味だけで、雇用形態までは触れていません。
常勤といっても、正社員だけでなく、パートというケースもあります。
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常勤は、フルタイムということ。
フルタイムは、正社員はもちろん、パートも含むということです。
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ええと…常勤の中に、正社員が含まれる、ってことね。
(参照サイト:常勤と正社員の違い (matometeweb.com))
【パートと非常勤】の定義の違い
非常勤とは、常勤と区別するための言葉です。
常勤とは、フルタイムで働いている労働者のことです。
フルタイムに比べて、労働時間が短い労働者を「非常勤」と呼ぶことが多いです。
ただし、明確な定義はありません。
「パートタイマー」という言葉も、法令上ありません。
パートタイム労働法により、「通常の労働者よりも1週間の所定労働時間が短い労働者」と定義されています。
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えっ、じゃあ同じってこと??
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大きくは変わりません。
あとは、その病院がどう呼ぶかの違いです。
(参照サイト:「非常勤職員」と「パート」の違いとは?分かりやすく解釈 | 違い比較辞典 (chigai-hikaku.com))
注意点:働いている人をどう呼ぶかは病院次第
「正社員」「パート」「常勤」「非常勤」という言葉。
よく聞く言葉で、求人情報でも見かけますが、実は法律で明確に定義はされていません。
「一般的にこう使われている」という意味を踏まえたうえで、その病院の使いやすい言葉で分けられていることが多いと思います。
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こぐまの働いていた病院では…
「正社員とパート」「常勤と非常勤」「常勤とパート」で呼び分けていました。
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働いている人をどう呼ぶかは、病院の裁量によるところが大きいんだね。
とはいえ、ここまで定義や違いを書いてきましたが、大事なところはそこではありません。
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えっ、何それ!?
まぁ、呼び方が病院によってバラバラだからね…。
何度も書いてきましたが、「働いている人をどう呼ぶかは、病院によります」。
一番大事なことは、「自分が思っている雇用形態・働き方」と、「病院が思っている雇用形態・働き方」にズレがあるかもしれない、ということです。
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こんなに働いているのに、正社員じゃなかった…。
パートと聞いていたのに、思っていた以上にシフトを入れられる…。
これは自分と病院の「認識のズレ」です。
自分が世間知らずとか、病院がずるいとか、そういう話ではないです。
求人情報や、自分の労働契約条件を確認した上で、納得のいく働き方をしましょう。
*以降の記事では、「常勤」と「非常勤」との比較を書いています。
こちらも便宜上の使い方をしています。
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「常勤と非常勤」→「正社員とパート」と置き換えても大丈夫です。
常勤助産師、看護師で働くメリット
給与が安定している
常勤は月給であることがほとんどです。
月の公休に差があっても、月給に影響はありません。
収入が安定しているため、社会的信用もありローンも組みやすいです。
基本的には、賞与や昇給があることが多いです。
福利厚生の面が安心
福利厚生には、2つの種類があります。
・法定福利厚生:法律で定められている福利厚生。
健康保険などの社会保険と、雇用保険などの労働保険があります。
・法定外福利厚生:病院や施設が独自に制定している福利厚生
住宅手当、通勤手当、扶養手当などです。
法定福利厚生は、法律で義務付けられており、要件を満たせば非常勤も対象となります。
法定外福利厚生は病院が独自に設けており、常勤と非常勤の待遇差が生まれやすいです。
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常勤は、法定福利厚生も、法定外福利厚生も、利用できるんだね。
非常勤だと、法定福利厚生を利用するには要件が必要。
法定外福利厚生は、最初から対象じゃないこともあるってことだね。
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法定外福利厚生は、病院によって本当に様々です。
上に書いた住宅手当、通勤手当、扶養手当にも…
夏期休暇・年末年始休暇などの休暇制度、職員寮や院内託児所、診察料補助などなど。
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法定外福利厚生も、もちろんあると嬉しい!
福利厚生を手厚く利用したいなら、常勤が良いのか。
(参照サイト:パート・アルバイトでも福利厚生が利用できる。不合理な待遇差の禁止 – 福利厚生のRELO総務人事タイムズ (reloclub.jp))
キャリアアップ・スキルアップの面で有利
スキルに応じて、責任のある仕事を任せてもらいやすいです。
結果を残していけば、主任、師長など役職に付くことも出来ます。
研修や教育支援が充実していて、知識と技術を広げられる機会が多いです。
非常勤でも、責任のある仕事や研修を受けることは出来ます。
ただ、仕事の負担が増え、時間外勤務が増えやすくなります。
「給与が安定」「福利厚生が安心」という常勤のメリットがない中で、キャリアアップ・スキルアップを目指すのは、割に合わないと感じる方もいるでしょう。
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キャリアアップ・スキルアップしたい!と“強く”思うのであれば、
非常勤ではなく、常勤になることをおすすめします。
常勤助産師、看護師で働くデメリット
委員会、研修、教育係、看護サマリーなどで、残業になりがち
常勤には委員会や研修などがつきものです。
常勤のメリットである「キャリアアップ・スキルアップ」。
ある意味では、その弊害になります。
委員会や研修があれば、日々の業務が滞りがちになります。
教育係になれば、相手がいることなので、さらに自分の業務は滞ります。
転棟、転院サマリーなどは、提出の期日があります。
期日に間に合わせるために、残業してサマリーを書くこともあります。
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研修で30分…、委員会で30分…。
学生や新人さんのカンファレンスで1時間…。
どんどん動ける時間がなくなり、その分残業になっていました。
非常勤を優先して帰すために、緊急入院や急変は常勤に対応が迫られる
勤務交代際、退勤前にイベントが起こることもよくあります。
非常勤は、家庭の事情などで、どうしても退勤しないといけない時間があります。
非常勤が退勤するとなれば、残った常勤で対応を迫られることになります。
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「全員残業なし」が理想ですが…、そんな日はほとんどありません。
職場によって程度の差はありますが、非常勤を優先に帰らせ、常勤が残っていました。
シフト制のため、休みの希望がとりにくい
外来専従でない限り、助産師、看護師は年中無休でシフトを回します。
非常勤は、もともと日曜祝日が休みであったり、月の休日数が多い場合もあります。
日曜祝日などは休み希望が重なりやすいです。
常勤のスタッフ全員が、希望する全ての希望休をとれるとは限りません。
勤務時間が長く、ライフスタイルとのバランスが難しい
常勤は残業が多くなりがちです。
夏期休暇などの特別休暇を除けば、ひと月の休みは非常勤よりも少ないです。
家庭を優先しづらかったり、友人と予定が合わなかったり…。
私生活とのバランスが難しいです。
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常勤は希望休がとりにくく、仕事は残業が当たり前。
仕事ばかりの生活になりそう…。
非常勤助産師、看護師で働くメリット
休みがとりやすく、仕事と家庭の両立がしやすい
非常勤の場合、労働契約の際に勤務日数や勤務時間を決めます。
自分が働きやすい条件で交渉できるため、仕事と家庭の両立がしやすいです。
働いているうちに職場の事情が変わり、勤務日数が増えたり、減ることもあるかもしれません。
どちらにせよ、常勤よりは「自分の生活」を優先しやすいです。
もし労働条件の変化が受け入れられなければ、再度交渉をすることも出来ます。
委員会や研修、看護サマリーなどがなく、残業が少ない
非常勤が委員会に入ることは、ほとんどありません。
研修は、必須な病院もあれば、希望者のみで良い病院もあります。
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こぐまが以前働いていた病院ですが…
研修は非常勤でも必須でしたが、資料を読むだけで良かったです。
自分がお産を取り上げたときは、非常勤であってもお産のサマリーだけは書いていました。
その他、妊婦さんや婦人科患者さんのサマリーは、全て常勤が書いていました。
急変や、緊急入院、お産の重なりがあっても、比較的早く退勤できる
急変や緊急入院、複数のお産というのは、1人のスタッフで対応できるものではないです。
チームで対応したり、自分とリーダーで対応して、とにかく忙しくなります。
そんな時でも、非常勤であれば優先して帰らせてもらえるので、常勤と比較すると早めに退勤できます。
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必ず早く帰れるわけではないです。
“常勤と比較すると”早く退勤できます。
実際は、常勤のマンパワーや、どのくらい状況がシビアなのかで大きく変わります。
条件によっては、社会保険に入ることができる
非常勤であっても、条件を満たせば、社会保険に入ることが出来ます。
条件というのは、労働時間、給料、見込みの勤務期間などがあります。
社会保険の加入期間によっては、産前産後休暇や育児休暇もとれます。
(参照サイト:社会保険に加入義務がある従業員の範囲は?加入条件は?パートも加入可? [社会保険] All About)
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常勤ほど働かなくても社会保険に入れるなら、嬉しいね。
夜勤、リーダーなどの責任、精神的負担が少ない
夜勤は少ないスタッフで病棟全部を見るため、担当患者数も多くなります。
スタッフ1人で患者10~20人見るのが、日常的です。
10~20人の指示確認、状態観察…その他諸々、とてもストレスがある仕事です。
非常勤は自分から夜勤を希望しない限りは、夜勤を打診されることは少ないです。
夜勤自体がストレスだし、夜勤のシフトを断るのもストレス…。
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非常勤であれば、そういうストレスはほぼ無関係。
気持ちが楽になりました。
リーダー業務も、多くのスタッフが毛嫌いする役割。
主治医、病棟医、休日当直医などに連絡をして、指示受けをしないといけません。
検査が進んでいるのか、臨時の指示はあるか…。
薬品の在庫を確認して、業者と連絡をとることもあります。
そのリーダー業務を、非常勤がすることはほとんどありません。
非常勤助産師、看護師で働くデメリット
キャリアアップ・スキルアップしにくい
委員会や研修への参加が、必須でないこともあります。
休み自体が常勤より多いので、責任のある仕事を任せられにくいです。
残業や責任が少なくなる一方で、キャリアアップ・スキルアップしにくいデメリットがあります。
社会保険に加入できないケースがある
非常勤で社会保険に入るためには、加入条件があります。
その中には「病院の従業員数」という条件があります。
そのため同じ働き方をしていても、大きい職場では加入できるけど、小さい職場では加入できないという場合があります。
また個人病院では、加入できるかどうかは「院長の一存」で決まってしまう、というグレーな部分もあります。
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非常勤は、労働条件に加えて、社会保険に加入できるかどうかの確認は必須だね。
休みが多い月は収入が減る
常勤は月給、非常勤は時給で給料計算されることが多いです。
GWや年末年始など、祝日が多く勤務日数が少なくなった場合は、非常勤の給料は減ります。
さらに、子どもが熱を出して何日か休むと、その月の給料は1,2万円ほど下がります。
責任ある仕事が任せてもらえない、やりがいを感じることが少ない
「キャリアアップ・スキルアップしにくい」ところと、少し重なります。
非常勤には責任のある仕事が任せてもらえず、簡単で単調な仕事が続くと、働くやりがいを感じることが少なくなることも。
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自分の仕事にやりがいを感じられない…と思ったら、自分の強みと向き合いましょう。
「CTGの判読に自信がある」「アドバンス助産師を取得する」「授乳指導が誰よりも上手」など、自分の強みを持ったり、作ってしまいましょう。
自分がやりがいを感じる職場に、転職や異動することもありです。
常勤と非常勤、どんな人に向いているのか?
これまでの内容をふまえ、「常勤、非常勤に向いている人」をまとめました。
常勤に向いている人
・安定した給与を得たい人
→常勤は固定の月給であることが多いので、安定した給与を得たい人にはおすすめです。
・キャリアアップ・スキルアップしたい人
→残業をしてでも良いから、キャリアアップ・スキルアップしたいなら常勤です。
非常勤に向いている人
・育児や介護と仕事を両立させたい人
→自分の働きやすい労働条件で働く交渉ができます。
・育児期間などでのブランクを作らずに、キャリアプランを描きたい人
・ブランクから徐々に仕事に慣れていきたい人
→常勤並にはまだ働けないが、非常勤であれば少しでも仕事に携われます。
・体力的にフルタイムや夜勤が厳しくなった人
→残業や夜勤がある常勤で働くには体力に自信がなくても、非常勤であれば働きやすいです。
・プライベートの時間を増やしたい人
→残業が少なく、希望休もとりやすいです。
2つのポイントからワーママのタイプを分類!ワーママタイプと「常勤・非常勤」の組み合わせを紹介します。
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メリットもデメリットも聞いたけど…。
結局、常勤と非常勤、どっちが向いているのかわからないや…。
![こぐま](https://midwife-koguma.com/wp-content/uploads/透過くま1-e1660908906321.png)
言葉ばっかりで、わかりづらかったね。
そんなうさぎさんには、こちらを紹介します!
ワーママのタイプ別分類とその特徴 – ワーママのドラマ記録 (hatenadiary.jp)
「身近に子供を預けられる環境があるか」という“サポート状況”と、“働きたい度合い”。
この2つの軸で、ワーママのタイプを分類されています。
バリキャリママ:サポートもあり、働きたくて働くママ
リミキャリママ:働きたいのにサポートが得にくく、環境がそれを許さないママ
ゆるキャリママ:キャリアに興味はないが、サポートがあるのでゆったり働くママ
ノンキャリママ:働きたくないけど働いていて、サポートがないので働くのが大変なママ
![こぐま](https://midwife-koguma.com/wp-content/uploads/透過くま1-e1660908906321.png)
図になっていて、一目見ただけで納得の分類でした。
こぐまは、バリキャリママ→リミキャリママを経て、今はゆるキャリママです。
この分類を見て、自分がどのキャリママなのかを考えてみましょう。
そして、こぐまが思う、この分類と「常勤・非常勤」の組み合わせはこちらです。
バリキャリママ→常勤
リミキャリママ→非常勤
ゆるキャリママ→非常勤(扶養内を検討)
ノンキャリママ→非常勤(扶養内)
![うさぎ](https://midwife-koguma.com/wp-content/uploads/透過うさぎ1-e1660908619216.png)
な…なるほど!
仕事と家庭、どちらに重きを置くのか。
実際のサポート環境や、実際どのくらい働けるのか。
ワーママのタイプ分類と、常勤・非常勤の働き方が、一致したね!
そして、この記事の中で、非常に感銘を受けた文章があります。
そんな4つのタイプに分かれるワーママですが、周りに頭を下げて生きていることは皆さん共通しています。以前より子持ち共働きが増えたとは言え、やはりまだまだ育児や家事は女性の仕事といった考えの人は多いです。そのため女性が早めに帰る、子どもの病気で休むことが多く、その度に頭を下げて肩身の狭い思いをします。
(引用元:ワーママのタイプ別分類とその特徴)
仕事に重きを置いたとしても、家庭をないがしろにする訳ではないです。
家庭に重きを置いたとしても、やっつけ仕事はしません。
![こぐま](https://midwife-koguma.com/wp-content/uploads/透過くま1-e1660908906321.png)
“周りに頭を下げて生きる。”
職場のスタッフに頭を下げることは、よくあります。
家族に「ごめんね」と言うことも、あるかもしれません。
どのキャリママであっても、「お互い様」と思いやれる職場に出会えるといいですね。
まとめ 常勤であれ非常勤であれ、「自分に合った働き方」が大事
【正社員、パート、常勤、非常勤の「定義の違いと注意点」】
・常勤と非常勤は「労働時間の長さ」で区別されることが多い。
・正社員と常勤パートの違いは、病院によって違う。
- 実は法律上、明確な定義はなし。
- 病院によっては、便宜上分けていることが多い。
【常勤助産師、看護師で働くメリット】
・給与が安定している
・福利厚生の面が安心
・キャリアアップ・スキルアップの面で有利
【常勤助産師、看護師で働くデメリット】
・委員会、研修、教育係、看護サマリーなどで、残業になりがち
・非常勤を優先して帰すために、緊急入院や急変は常勤に対応が迫られる
・シフト制のため、休みの希望がとりにくい
・勤務時間が長く、ライフスタイルとのバランスが難しい
【非常勤助産師、看護師で働くメリット】
・休みがとりやすく、仕事と家庭の両立がしやすい
・委員会や研修、看護サマリーなどがなく、残業が少ない
・急変や、緊急入院、お産の重なりがあっても、比較的早く退勤できる
・条件によっては、社会保険に入ることができる
・夜勤、リーダーなどの責任、精神的負担が少ない
【非常勤助産師、看護師で働くデメリット】
・キャリアアップ・スキルアップしにくい
・社会保険に加入できないケースがある
・休みが多い月は収入が減る
・責任ある仕事が任せてもらえない、やりがいを感じることが少ない
【常勤と非常勤、どんな人に向いているのか】
<常勤に向いている人>
・安定した給与を得たい人
・キャリアアップ・スキルアップしたい人
<非常勤に向いている人>
・育児や介護と仕事を両立させたい人
・育児期間などでのブランクを作らずに、キャリアプランを描きたい人
・ブランクから徐々に仕事に慣れていきたい人
・体力的にフルタイムや夜勤が厳しくなった人
・プライベートの時間を増やしたい人
【助産師ママ、看護師ママのタイプ別。常勤、非常勤の中でおすすめする働き方を紹介。】・バリキャリママ→常勤
・リミキャリママ→非常勤
・ゆるキャリママ→非常勤(扶養内を検討)
・ノンキャリママ→非常勤(扶養内)
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