助産師ママ、看護師ママは、独身時代と比べて、勤務希望や条件が増えます。
働きやすさ、仕事内容、家庭との両立…どれも妥協できない。
自分の希望に合う求人は、どうやって探したらいいの?
残業が少ない、自宅から近い、休日が多い、夜勤がない…。
ママにとって働きやすい条件をあげればキリがありません。
それらを全て満たす求人が見つかることは、めったにないです。
人気の病院は、新卒採用で人員が充足したり、中途の求人もすぐ終了する…。
自分の希望・条件に合う求人を見つけるためには、探す方法を知らないといけません。
例えば転職サイトを利用するとしても、転職サイトによって求人数が違うので、希望に合う求人が見つかるとは限りません。
対面のため敬遠されがちなハローワークですが、対面がゆえに、自分の希望が通りやすいものなのかを肌感でもわかりますし、求人票を見ながら相談することも出来ます。
こぐまは3回転職経験があり、それぞれ違うやり方で転職を決めました。
助産師ママ、看護師ママにとって、自分にとって理想的な求人。
その探し方を、この記事で伝授します!
助産師、看護師の求人の探し方6選!
まずは6つをざっと紹介するね!
ハローワーク
ハローワーク(公共職業安定所)は、民間の職業紹介事業等では就職へ結びつけることが難しい就職困難者を中心に支援する最後のセーフティネットとしての役割を担う、国(厚生労働省)の機関です。
ハローワークでは、地域の総合的雇用サービス機関として、職業紹介、雇用保険、雇用対策などの業務を一体的に実施しています。利用可能時間(開庁時間)は、原則8:30~17:15(平日)。
引用元:ハローワーク/厚生労働省
マザーズハローワーク
仕事と子育ての両立を目指す方や、出産・子育て・介護等により働いていた期間にブランクがある方、将来の両立を今から考えてみたい方など、お一人おひとりのライフスタイルに合った就職活動の支援を行っている施設。
全国21ヵ所の『マザーズハローワーク』と、183ヵ所の『マザーズコーナー』(一般ハローワークの中に設置されたお子さん連れで相談できる窓口)で就職の応援をしています。(令和4年2月現在)
引用元:マザーズハローワーク東京
マザーズハローワーク、マザーズコーナーが近くにあるママは、是非そっちを利用しましょう!
マザーズハローワーク、マザーズコーナーの設置個所一覧はこちら
看護師転職サイト
レバウェル看護(旧 看護のお仕事)
ナースではたらこ
医療ワーカー
ナースパワー などがあります
レバウェル看護(旧 看護のお仕事)
全国各地に支店がある『全国対応』のサービス!
看護師さんの生活に合わせた『24時間電話対応』!
累計年間登録数業界最大級の11万人以上!
業界最大級の『非公開求人』(=好条件求人)保有!
ナースではたらこ
担当者の質の高さに評判があります。
担当者の質が低ければ、求人があっても紹介されないこともあります。
登録者限定で、サイトには出ない「非公開求人」もご紹介。
東証一部上場企業が運営。セキュリティーも万全!
医療ワーカー
上記の転職サイトよりも求人数が少ないイメージですが、担当者が新規に求人を見つけてくれることもあります。
全国12拠点の営業所で全国の看護師さんの転職サポートを行っています。
こぐまは12拠点ではないですが、医療ワーカーさんが紹介してくれた病院に転職しました。
ナースパワー
看護師専門の職業紹介所として、全国で初めての労働大臣許可事業所。
30年の実績あり、実求人先が全国40,000件以上。
看護師の専門的な就職相談は、30年の歴史がありノウハウが蓄積されています。
コーディネーターはレベルアップ研修を受講しており、担当者によるバラツキがありません。
求人広告、求人サイト
大手検索エンジン「indeed」や、医療・福祉系職種専門サイト「ジョブメドレー」「グッピー」が有名です。
転職サイトは、担当者とやりとりをします。
一方、求人広告サイトは担当者はつかず、自分で求人情報を探します。
eナースセンター/看護協会
ナースセンターは「看護師等の人材確保の促進に関する法律」に基づき、都道府県ナースセンターは、都道府県から指定を受けて、各都道府県の公益社団法人看護協会が運営しています。ナースセンターは、無料職業紹介、離職時等の届出受付、再就業支援研修等、看護職をサポートするための様々な事業を行っています。
eナースセンター
eナースセンターは、全国47都道府県ナースセンターで無料職業紹介を行っており、その機能をインターネット上で出来るようにしたものです。
知人の紹介
看護学生時代の友人、現同僚や元同僚の紹介にて、求人に応募します。
直接応募
興味のある病院に直接連絡を入れて、求人に応募します。
連絡は病院のホームページを見て、電話をするか、メールを送ります。
ここからは、一つ一つのメリット・デメリットを説明します!
ハローワーク
マザーズハローワーク、マザーズコーナーが近くにある方は、そちらがおすすめ!
マザーズハローワーク、マザーズコーナーの設置個所一覧はこちら
マザーズハローワーク、マザーズコーナーをおすすめするポイント
・子どもを遊ばせるスペースがある
・スタッフの手があいていたら、子どもの相手をしてくれる
・子どもへの寛容な雰囲気がある
・非常勤や、仕事を早く上がることへの理解が大きい
・ママにはおすすめかどうか、という視点でみてくれる
(通勤時間・距離、夜勤があるかどうか、託児所があるかどうか)
【ハローワークがおすすめな人】
・自分のペースで転職活動をしたい
・転職活動のサポートを受けたい
・ママにとってどんな勤務条件が良いのか、客観的に知りたい
こぐまは、もし今後転職することがあれば、必ずハローワークには行きます。
看護師転職サイト
【看護師転職サイトがおすすめな人】
・転職するのがはじめてで不安の人
・職場情報を知りたい人
・なるべく早く次の仕事を見つけたい人
職場のリアルな情報を教えてくれるのは、最大の強みです!
こんなはずじゃなかった…というのを防げます。
↓こぐまおすすめの看護師転職サイトはこちら↓
求人広告サイト
ん?看護師転職サイトと何が違うの?
転職サイトは、担当者とやりとりをします。
求人広告サイトは、求人情報を自分で探して自分で病院に連絡をします。
【求人広告サイトがおすすめな人】
・足を出向いたり、登録するほどではないけど、まずは求人情報を知りたい
・転職を急いでいるわけではなくて、良い求人が見つかれば転職したい
ネットサーフィン気分で求人を見れるのが楽しい。
転職する気がなくても、ついつい時々見てしまいます。
eナースセンター/看護協会
【eナースセンター/看護協会がおすすめな人】
・地元の看護師、助産師事情を知っている人に相談したい人
・自分のペースで転職活動したい人
助産師、看護師に特化したハローワークというイメージ。
今回こぐまが助産師に復職出来たのも、eナースセンターのおかげです。
候補地域すべての産科に、求人があるかを調べたり、聞いてもらいました。
知人の紹介
【知人の紹介がおすすめな人】
・働きたい地域、働きたい病院で知人が働いている人
・超リアルな情報を知りたい人
こぐまは、知人に聞いたり、友人から聞かれたりしたことがあります。
どちらも勤務条件が合わず、面接には至りませんでした。
お断りの丁寧なLINEが来たときは、気を遣わせちゃったかな、と思いました。
ただ、今の職場に残るという決心がついて良かったそうです。
直接応募
病院ホームページの求人情報欄から問い合わせたり、病院に直接電話をするやり方です。
どこも経由せずに、自分で直接応募をします。
【直接応募がおすすめな人】
・働きたい病院が決まっている人
・自分で電話をするのが、苦じゃない人
・自分で働き方の交渉ができる人
働きたい病院のサイトは必ず見ると思います。
病院のサイト内に、スタッフ募集のページがある病院も多いです。
病院によっては、メールフォームもあります。
「求人の探し方6選」の併用例を、転職活動のステージ別に紹介
求人の探し方を併用する理由
探し方それぞれに、メリットとデメリットがあります。
1つのやり方だけでは、デメリットが痛手になることも…。
いくつか組み合わせることで、デメリットをカバーできます。
自分に合った仕事も見つかりやすくなるので、複数併用をおすすめします。
・中立立場で探してくれる→ハローワークとeナースセンター
・職場のリアルな情報がわかる→転職サイト、知人の紹介
・自分のペースで転職活動できる→ハローワーク、eナースセンター、求人広告サイト
・採用側のコストがかからない→ハローワーク、eナースセンター、知人の紹介、直接応募
転職活動のステージ別に、「求人の探し方」併用例とそのポイントを解説
①とりあえず情報収集
・求人広告サイト
・情報収集だけ!をハッキリ伝えられるなら、転職サイトもあり
ポイント
・まずはどんな求人があるかを知ろう。
②転職を想定し、具体的に情報収集したい
・転職サイト
・ハローワークかeナースセンター(時間があるなら両方)
ポイント
・①で把握した求人の他に、どんな求人があるかを知ろう。
・選択肢が増えると、希望に合った求人が見つかりやすいです。
③面接を受ける病院を選ぶ
・転職サイト
・ハローワークかeナースセンター
・知人の紹介
ポイント
・実際の給料、休日、勤務時間、社会保険加入できるか、などを確認します。
・できる限り、働きやすさ、人間関係、評判、離職率を確認しましょう。
④病院に就職希望であることを伝え、面接を受ける
・転職サイト
・ハローワークかeナースセンター
・知人の紹介
・直接応募
ポイント
・転職サイトは紹介料がかかりますが、人員がほしい病院であれば前向きに検討されます。
・譲れない条件があって、それを交渉できる自信がなければ「転職サイト」!
・自分で勤務条件を交渉できる人は、「知人の紹介・直接応募」でOK。
・「ハローワーク・eナースセンター」は、その中間になります。
希望条件を伝えたうえでの面接ですが、勤務条件はある程度自分で交渉する場合もあります。
まとめ 自分の勤務希望に合った職場を探して、助産師ママ、看護師ママとして働こう!
【助産師、看護師の求人の探し方6選!】
1ハローワーク
2看護師転職サイト
3求人広告サイト
4eナースセンター/看護協会
5知人の紹介
6直接応募
メリット、デメリットとも、2点に絞ってまとめています。
詳細はページの上部を参照してください。
【ハローワーク】
〇中立な立場からのアドバイスがもらえる
〇条件によってどのくらい求人が増えるか、リアルタイムでわかる
×出向かなくてはいけない、待ち時間がある
×医療業界に詳しいわけではない
【おすすめな人】
・自分のペースで転職活動をしたい
・転職活動のサポートを受けたい
・ママにとってどんな勤務条件が良いのか、客観的に知りたい
【看護師転職サイト】
〇求人数が多い
〇病院への問い合わせ、就職希望であることを伝えてくれて、勤務条件を交渉してくれる
×転職サイトによって、求人数が違う
×転職を急かされることがある
【おすすめな人】
・転職するのがはじめてで不安の人
・職場情報を知りたい人
・なるべく早く次の仕事を見つけたい
【求人広告サイト】
〇自分のペースでゆっくり転職活動できる
〇登録が不要
×転職に関するアドバイスやサポートは何もない
【おすすめな人】
・足を出向いたり、登録するほどではないけど、まずは求人情報を知りたい
・転職を急いでいるわけではなくて、良い求人が見つかれば転職したい
【eナースセンター/看護協会】
〇中立な立場からのアドバイスがもらえる
〇「この地域でお産をしている病院」というざっくりとした条件でも、病院がわかる
×求人が少ない(採用担当者がeナースセンターを知らない)
×対面で窓口も少ない(昼休みは対応なし)
【おすすめな人】
・地元の看護師、助産師事情を知っている人に相談したい人
・自分のペースで転職活動したい人
【知人の紹介】
〇職場の超リアルな情報がわかる
〇採用側も、安心して採用できる
×面接や見学を断りづらい
×退職を言いづらい
【おすすめな人】
・働きたい地域、働きたい病院で知人が働いている人
・超リアルな情報を知りたい人
【直接応募】
〇ここで働きたいという気持ちが強い傾向があり、採用側としても採用しやすいです。
〇まだ求人広告を出していない病院なら、ライバルが少ない。
×細かな勤務条件がわからない。給料、シフト。
×自分で電話をして、すべて交渉しなければいけない。
【おすすめな人】
・働きたい病院が決まっている人
・自分で電話をするのが、苦じゃない人
・自分で働き方の交渉ができる人
こぐまのおすすめは、「求人の探し方」を併用することです!
【「求人の探し方」併用例 ~転職活動のステージ別~】
①とりあえず情報収集
・求人広告サイト
・転職サイト
②転職を想定し、具体的に情報収集したい
・転職サイト
・ハローワークかeナースセンター
③面接を受ける病院を選ぶ
・転職サイト
・ハローワークかeナースセンター
・知人の紹介
④病院に就職希望であることを伝え、面接を受ける
・転職サイト
・ハローワークかeナースセンター
・知人の紹介
・直接応募
助産師ママ、看護師ママは、独身時代と比べて、勤務希望や条件が増えます。
自分の希望・条件に合う求人を見つけるためには、探す方法を知らないといけません。
職探しだからハローワーク…。
みんな使っているから転職サイト…。
そんな理由じゃなくて、それぞれの使い方をちゃんと知らないといけないね。
特に「複数の探し方を併用する」のが、こぐまのおすすめのやり方です!
転職サイトも、複数登録がおすすめです。
ハローワークとeナースセンターの両方に足を運ぶのも、大いにありです。
助産師ママ、看護師ママであれば、働き方が家庭、生活に大きく影響してきます。
ここは妥協せず、あらゆる手段を使って自分に合った仕事を探しだしてほしいと思います。
ママだからこそ、徹底的に調べようね!