夜勤が出来ないうさぎさん。産婦人科のオンコールはしたいですか?
オンコール?したい?
全然考えたことがなかったな…。
こぐまは夜勤は出来ないけど、オンコールはしています。
呼ばれなくても手当はもらえる。
呼ばれたら追加でもらえる。
意外とオンコールもメリットがあるんですよ。
今回は、あまり知られていない「産婦人科オンコールの実際」を解説します。
オンコールの手当はいくら?
オンコールのときの過ごし方は?
どんなタイミングで呼ばれるの?
呼ばれても呼ばれなくても手当がつくので、オンコールが出来る人にはおすすめ。
もちろんオンコールのストレス、デメリットについてもお話しします。
産婦人科のオンコール、教えて教えて!
産婦人科のオンコールの仕事内容を解説。オンコールは助産師だけでなく看護師も可能。
オンコールが呼ばれるのは、基本的にはお産のとき
呼ばれたオンコールがする仕事は、
・お産のときの外回り
・生まれた赤ちゃんの対応
になります。
あれ?普段日勤でしていることと、同じだね。
夜間助産師がお産を取り上げる(直接介助)かどうかは、病院、施設によって異なります。
大きい病院でスタッフ数がいれば、助産師がお産を取り上げるものとしてシフトを組んでいます。
個人病院など、スタッフ数が少ないところでは、当直医師が取り上げることが多いです。
医師が直接介助をすれば、あとは「外回り」「赤ちゃん受け」の2人いればいいからね。
ところが、医師が直接介助するスタイルの病院でも、助産師がお産を取り上げる場合があります。
それは、「お産が重なったとき」です。
当直医師は1人であることがほとんどなので、重なった場合は誰かがお産を取り上げないといけません。
重なった方の直接介助を、オンコールがすることもあります。
逆にオンコールが複数のお産の外回りをして、夜勤者が直接介助につくこともあります。
夜間の緊急帝王切開の際、病院によってはオンコールが呼ばれます
大きな病院であれば、手術室の当直看護師が別にいるので、病棟では入室まですれば良いです。
他に病棟が落ち着いていれば、手術が決まっただけではオンコールが呼ばれないこともあります。
一方で個人病院には、そもそも手術室という部署がありません。
普段から、病棟業務と並行して手術を行います。
こぐまが働いてきた病院では、帝王切開をするためには、「器械出し、外回り、麻酔管理、児受け」の最低4人が必要です。
夜勤は1~2人でしています。
オンコール1人に加えて、もう1~2人スタッフを呼んで執刀となります。
母体搬送・新生児搬送のときに、オンコールが呼ばれることがあります
母体搬送は、送る側としても、受け入れる側としても、必ず1人担当がつきます。
母体搬送以外の業務の安全を考えて、オンコールを呼びます。
オンコールが母体搬送を担当することもあれば、病棟を任せられることもあります。
新生児搬送は「小児科に送る」ので、産婦人科としては「送る」のみです。
地域、病院にもよりますが、こぐまが働いている地域では、「受け入れ側」の小児科スタッフが迎えに来てくれます。
搬送についていく必要はないのですが、情報提供書をまとめたり、申し送りをしないといけないので、必ず1人担当がつきます。
滅多にないことですが、そういう新生児搬送のときにも、オンコールが呼ばれることがあります。
新生児の情報に詳しいのは、夜勤者です。
この時オンコールは、病棟を任されることが多いと思います。
こぐまさん、オンコール難しいじゃん…。
呼ばれる内容をまとめたけど、基本的にはお産の対応だよ!
普段の仕事と同じだから、産婦人科看護師でもオンコールは出来る。
お産が重なったときの直接介助は、夜勤の助産師がするからね。
そうか…。
結局は、普段している仕事と同じだもんね。
産婦人科オンコールで呼ばれる回数とタイミング
産婦人科オンコールで呼ばれる回数と経緯
ところで、オンコールってどのくらい呼ばれるの?
全然想像つかない。
これは、病院や時期によって、それぞれなんだよね。
総合病院か個人病院か、といった病院自体の役割。
夜勤の人数や、医師が直接介助するのか、といった夜勤システム。
お産の数、タイミングだって、同じ病院でも波があるからね。
それはそうだけど…
それじゃあ、何も参考にならないよ!!
そ、そうね…。
あくまで、「月平均として」「そういう傾向がある」という範囲で、話すね。
こぐまや、同期の体験談から話します。
これが全ての病院に当てはまる訳じゃない、というのはわかっててね。
・注意点
あくまで年間分娩件数を月平均にならしているだけなので、月により偏りはあります。
また、表の「オンコール回数」は「病棟全体でオンコールが呼ばれる回数」です。
なので、オンコールシフトの回数によって自分が呼ばれる回数も変わります。
分娩件数 | オンコール回数 | ||
A個人病院 | 約200件/年 | 約16件/月 | 5回前後/月 |
B総合病院 | 約300件/年 | 約25件/月 | 5~10回/月 |
C個人病院 | 約600件/年 | 約50件/月 | 5回前後/月 |
D総合病院 | 約3,000件/年 | 約250件/月 | 基本的に毎日 |
お産のときに必ずオンコールを呼ぶ病院もあります。
夜勤人数が1人だったり、助産師が直接介助をする病院などです。
お産が多くても、夜勤人数が多いので、あまりオンコールを呼ばない病院もあります。
そのため分娩件数と、オンコールを呼ぶ回数は比例しません。
(D総合病院は別格の忙しさですね…)
毎日オンコールシフトになることはないから、意外と呼ばれなさそう。
確率は低いけど、それに備えないといけない。それがオンコールです。
産婦人科オンコールで呼ばれるタイミング
いざ呼ばれたら!もちろん駆けつけるけど…。
具体的にどういうタイミングで、オンコールは呼ばれるのかな?
基本的にお産のときに呼ばれます。
「生まれそうだと思う30分前」にオンコールが到着できるよう、呼ぶのが理想的です。
お産は予想外のことばかりなので、お産が早まった、遅くなったということもあります。
夜勤者は、オンコールスタッフが駆けつけられる時間を逆算します。
その時間が長い(病院から自宅までの距離が遠い)ほど、理想的なタイミングとのズレが大きくなりやすいです。
今0時。お産は2時くらいに生まれそう。
来るのに1時間かかるスタッフがオンコールで自宅待機中。
あと30分待って、0時半にオンコールを呼ぼうかな。
…と思ったら、どんどん進んで1時に生まれた! ということも。
お産が1つであればまだ良いですが、複数のお産がありそうな場合は大変です。
「最初に生まれそうな時間の1時間前」に呼ぶことが多いと思います。
最初のお産にどうしても人が割かれるから、他のお産が手薄になって危ないものね。
また、夜間に緊急帝王切開が決まった場合。
病棟業務と並行して帝王切開をする個人病院の場合は、決まり次第すぐに呼ばれます。
オンコール以外のスタッフも呼ばれて、とにかく速やかに人員確保をされます。
あとは、こぐまが以前働いていた総合病院のオンコールは、自宅ではなく院内待機でした。
朝の採血やラウンドのタイミングでお産入院があったときは、生まれそうになくても「入院対応」として呼ばれていました。
産婦人科オンコール中の過ごし方 ~昼間と夜間とで違いあり~
昼間オンコールの過ごし方
日曜祝日は、スタッフ数を減らしていることが多いです。
病院自体は休みなので、問い合わせの電話も基本的にはなく、外来もありません。
病棟の対応が出来る最少人数の体制とし、必要時にオンコールを呼んでいます。
昼間のオンコール体制をとるかどうかは、病院によってそれぞれです。
こぐまが働いていた病院では…
総合病院では昼間オンコールはありませんでした。
産科があまりに忙しければ、同じ病棟内の「婦人科」スタッフが手伝いに来てくれました。
個人病院2か所では、2か所とも昼間オンコール体制をとっていました。
昼間のオンコールって、日中どう過ごしているの?
昼間も夜間も同じですが、呼ばれたらいつでも出勤できる体制でいないといけません。
昼間だったら、化粧くらいはしておきましょう。
呼ばれたら子どもをすぐに預けられるようにしておく。
あるいは、子どもをあらかじめ預けておくのも手です。
こぐまは、オンコールのときはいつも実家や、その周辺で過ごしています。
また、夜間とは違い、生活音も多く、自分も多少は活動していると思います。
着信音に気付かない可能性もあり、不安や緊張でフリーを満喫出来なかったりします。
昼間オンコールのときは、バイブレーション+着信音量を上げていました。
食事のときは机に置いて、それ以外ではポケットに入れてました。
スーパーなど音が多いところにいると、着信音よりバイブレーションの方が気付きます。
フリーなのに、気が休まらないね…。
だからこその、オンコール手当!
「呼ばれたら出勤できる範囲」であれば、自由行動。
先日のオンコールでは、職場近くのカフェにいました♡
昼間は基本的に起きているから、呼び出しの電話で起こされることはないのも嬉しい。
そうね、夜中電話で起こされるよりは、ビックリしない気がする。
オンコール手当の金額によっては、考えてもいいかも。
夜間オンコールの過ごし方
夜間オンコールの時間ですが、日勤帯が終わってから、翌日の日勤が始まるまでです。
こぐまが働いている病院では、おおよそ18時~8時になります。
昼間よりも圧倒的に拘束時間が長い、夜間オンコールの過ごし方を紹介します。
夜間オンコールで呼ばれなかったときは、どう過ごしているか
「いつでも出勤出来る体制」で、普段通りの生活をしています。
夜間オンコールの拘束時間は、そもそもママとしては忙しい時間です。
夕方から夜は、食事の準備と片付け、お風呂入れなど、あっという間に時間が過ぎます。
この時間帯に呼び出された場合、残された家族で家のことをしないといけません。
こぐまの場合は、呼び出されたら夫(パパ)のワンオペになります。
夫のワンオペに備えて、夕飯とお風呂入れは、なるべく早く終わらせています。
自分ももちろんお風呂に入ります。メイクも落とします。
「いつでも出勤出来る体制」で昼間と違うのは、すっぴん待機で良いことです。
呼ばれたら簡単に化粧をしてから、向かいます。
化粧をする時間なんてあるの??
こぐまの場合は、アイブロウだけして向かってました。
化粧時間は1分くらいです。
化粧バッチリ派の同僚は、ベースメイクだけして寝ていたそうです。
夜中だしマスクも着けるので、本当に簡単なメイクで十分です。
夜中は、呼び出しに備えて眠りますが、緊張で眠りが浅くなりがちです。
昼間であれば、気になれば携帯画面を確認すれば良いですが、夜中はそうもいきません。
「着信が入っていたらどうしよう」と、どうしても眠りが浅くなってしまいます。
初めての夜間オンコールでは、呼び出される夢を見て、混乱しました。
これまで10回以上夜間オンコールをしてきましたが、今でも時々夜中に目が覚めます。
何も呼び出しがなく朝起きた時は、夜中着信がなかったことを確認して、ホッとします。
ホッとはしますが、まだオンコールの拘束時間内。
いつ呼ばれても良いように、朝の支度を始めます。
拘束時間が終了したのを時計で確認して、ようやく解放されます。
夜間オンコールで、呼ばれた場合のことを話します!
呼び出されたら、その時点での家事や育児を家族に丸投げして、病院に向かいます。
残る家族に「何をどこまでしていて」「あとは何をしてほしいのか」言付けていきます。
夕方、朝の場合は、帰宅や通勤ラッシュで、病院までの道が混む可能性があります。
むしろ、家の中が忙しい夕方や朝の方が、早く家を出ないといけません。
呼び出されたのが夜中の場合は、また違います。
子どもを起こさないように、そーっと寝室を抜け出します。
寝ている家族(こぐまの場合は夫)を起こして、呼び出されたことを伝えます。
夜中の道は空いているので、渋滞の心配はありません。
ただ、夜中起こされてからの運転なので、慎重に運転して向かいます。
起きてすぐの真夜中の運転は、気を付けないとね!
朝の支度に関しては、基本的に夫に任せています。
とはいえ、朝の支度時間までに帰宅していて、子どもの横で寝ていた場合。
子どもはまずママを起こしてくるので…なかなか休めないのが現状です。
夫を起こすか、そのうち起きてきた夫に、あとは全部任せてしまいます。
一度呼び出されて、ひと仕事して帰宅しても、まだオンコールは続きます。
オンコールの拘束時間が終了したのを確認して、ようやくホッとします。
必ず知ってて!産婦人科オンコールのストレスやデメリット
「過ごし方」と少し重なりますが…
産婦人科オンコールのストレスなど、デメリットを話しますね。
いつ呼び出されるかもしれないというプレッシャー
昼間であれば、日中のフリーな時間を満喫しにくいです。
着信が入っていないか、何度も携帯を見てしまいます。
夜間であれば、お風呂にゆっくり入れないし、睡眠が浅くなったり熟睡できないです。
お風呂から上がれば携帯を見るし、夜中目が覚めたら携帯を見ます。
とにかく、「いつ呼び出されるかもしれない」というストレスがあります。
また、このストレスが自分だけではなく、家族にとってもストレスとなってしまいます。
こぐまは、オンコールの一番のデメリットは、“家族へのストレス”だと思います!
「病院から呼ばれたから、あとは全部よろしくね!」と突然言われるわけです。
「いつ呼び出されるかもしれない」ストレスは、自分よりも家族の方が強いこともあるでしょう。
残る家族が、ママ無しでどこまで家のことを出来るのか。
これは各家庭それぞれなので、家族が感じるストレスもそれぞれだと思います。
「呼び出し」のプレッシャーが、家族にもかかる…。
それは、よく考えないといけないね。
他にもオンコールのストレスはあるよ。
病院に向かっていくまでの運転がストレス
「夜間オンコールの過ごし方」でも書きましたが、呼ばれた時間帯によっては、帰宅や通勤ラッシュで道が混んでいる可能性があります。
急いでいるときの渋滞は、やはりストレスです。
夜中の道は空いてはいますが、寝ているところを起こされてすぐの運転です。
まだ眠いし、真っ暗です。
事故をおこさないように、慎重にかつ早く病院に向かわなければいけないのもストレスです。
翌日出勤であれば、勤務に支障をきたすことも
オンコールの翌日が休みであれば良いですが、そういかないこともあります。
翌日出勤の場合は、呼び出しの時間によっては、翌日の勤務に支障をきたします。
呼び出しが日付変わる前だけであれば、疲れはしますが、特に翌日支障はありません。
大変なのは、日付が変わったあとの深夜帯に呼び出された場合です。
通常呼び出された後は、お産が終わるまで帰れません。
お産の流れにもよりますが、呼ばれても帰るまでに2~3時間程度かかります。
1時に呼ばれると、帰宅は4時過ぎです。
もし翌日勤務が日勤であれば、8時~9時には出勤しないといけないため、過酷です。
もし翌日勤務が夜勤であれば、昼までぐったり眠ったあと、夕方には出勤になります。
こぐまの場合は家庭の都合で、シフトの休前日にしか夜間オンコールはしていません。
もし日付が変わってから呼ばれても、翌日は休日なので何とかなります。
夜間オンコール翌日にシフトが入っているスタッフは、大変だと思います…。
オンコール、つらそうだよ…。やりたくないよ。
呼ばれなければ、普段通りに過ごしているだけ。
といっても、やっぱりストレスはかかるし、辛いと感じる人も多いです。
オンコール手当があっても、「それじゃ割に合わない」って思う人もいます。
オンコール手当、そうだった!
割に合うと思える金額なら、考えても良いのかもしれないけど…。
オンコール手当って、どのくらいもらえるのかな?
産婦人科オンコールの手当はいくら?助産師と看護師で違いはあるの?
こぐまが働いていた病院では…1,000円、2,500円、3,000円でした。
夜勤手当と同様に、働く病院によってオンコール手当もまちまちです。
呼ばれる頻度や内容もバラバラなので、オンコールの業務内容と手当金額は比較しづらいですね。
産科看護師であっても、もちろんオンコールが出来ます。
助産師と産科看護師のオンコール手当は、どこでも同じ金額でした。
違いが出てくるのは、分娩手当です。
オンコールはお産で呼ばれることが多いので、お産を取り上げれば、分娩手当がつきます。
注意が必要なのは、オンコールで呼ばれたときに、オンコール手当がつくかどうかです。
オンコール手当1,000円のところで呼び出された場合、
「オンコール手当1,000円+呼ばれて働いた時間給」が給料になるところもあります。
ところが、「オンコール手当なし+呼ばれて働いた時間給」になるところもあります。
えっ、オンコール手当はどこにいったの?
個人病院では時々あるのですが、そういう“不思議”がまかり通ってしまうんですよね…。
オンコールをするか検討するときは、その病院の手当事情をしっかり聞きましょう!
産婦人科オンコールは、子持ち看護師・助産師におすすめなのか?
オンコールのデメリットをいろいろ話してきて、何なのですが…。
こぐまとしては、おすすめします!
え、この流れでおすすめする意味がわからない。
待って。話を聞いて。
たしかにオンコールの辛さはありますが…、その対価としてオンコール手当があります。
子どもがいて夜勤が出来ないのであれば、残業以外で給料を上げるにはオンコールしかありません。
「夜勤出来ないけど、もっと稼ぎたい!」というママ助産師には、オンコールはおすすめです。
実際オンコールでする仕事内容も、普段日勤でしていることと同じです。
お産で呼ばれることがほとんどなので、「お産での立ち回り」が出来ればまずは大丈夫!
夜勤業務のように、新しく覚える仕事はほとんどありません。
実は、オンコールシフトがあるということも、貴重なことなのよね。
看護職のオンコールがあるのは、産科、手術室、訪問看護、介護施設と限られます。
病院内で考えると、オンコールがある診療科は、産婦人科のみです。
オンコールをするかどうかの選択肢があるだけでも、自由度があると思います。
今は出来なくても、いつかは出来る時がくるかもしれません。
さっき話したオンコールのストレス、デメリットが、自分や家族にとってはどうなのか。
オンコール手当の金額をどう感じるのか。
それを踏まえて、オンコールをしたいか?出来そうなのか?
「今はこう思う」で良いので、まずは考えてみてください。
オンコールのデメリットが受け入れられて、家族のサポートが得られるならおすすめです。
「出来ない、出来ない」じゃなくて…ね。
今は出来なくても、いつか出来るかもしれないし、ちょっと考えてみようかな。
まとめ オンコールは、普段の仕事が出来ればOK。一度やってみてはどうでしょうか?
【産婦人科のオンコールの仕事内容はこれ。助産師だけでなく看護師も可能です】
・分娩外回り、児受け
・分娩が重なった場合の、直接介助
・帝王切開
・母体搬送、新生児搬送
【産婦人科オンコールで呼ばれる回数とタイミング】
<産婦人科オンコールで呼ばれる回数>
・月5~10回程度
・分娩件数だけでなく、夜勤体制、分娩体制により違いあり
<産婦人科オンコールで呼ばれるタイミング>
・生まれる30分~1時間前が多い
・帝王切開が決まったらすぐ呼ばれる
【産婦人科オンコール中の過ごし方】
<昼間オンコールの過ごし方>
・基本的に起きているので、電話で起こされることがない
・活動中なので、呼び出しに気づかない不安がある
・いつでも出勤できる体制でいないといけないため、休日を満喫できない
<夜間オンコールの過ごし方>
・いつでも出勤できる体制で、子どもの夕飯やお風呂入れをする
・呼ばれなければ普段通りの生活。夜中の眠りは浅くなりがち
・夕方朝に呼ばれれば、家事育児は丸投げで病院へダッシュ
・夜中に呼ばれれば、眠い中安全運転で向かう
【必ず知ってて!産婦人科オンコールのストレスやデメリット】
・いつ呼ばれるかもしれないというプレッシャー
・呼び出しのプレッシャー、ストレスを家族にも与えてしまう
・翌日出勤のこともあり、呼ばれる時間によっては出勤に支障をきたす可能性あり
【産婦人科オンコールの手当はいくら?助産師と看護師で違いはあるの?】
・病院によるが、約1000~3000円
・オンコール手当は助産師も看護師も同じ。助産師に分娩手当がつくことはある。
・呼ばれたときにオンコール手当がつくかは、病院次第なので要注意
【産婦人科オンコールは、子持ち看護師・助産師におすすめ出来るのか?】
・夜勤が出来ない場合は、オンコールが残業以外で給料を上げる唯一の方法
・仕事内容としては、お産の立ち回りが出来ればOK
・オンコールのデメリットが受け入れられて、家族のサポートが得られるならおすすめ
オンコールは、「呼ばれない=実働がない」状況でも、お金が貰えるのが嬉しいポイント。
「オンコール」という性質上、呼ばれることも多くないです。
お産や帝王切開で呼ばれることがほとんどのため、普段の仕事内容とあまり変わりません。
夜勤とは違い、オンコールだからといって、新しく覚える仕事もほとんどありません。
お産にたくさん関わりたければ、オンコールをすることでお産に関わるチャンスも増えますね。
オンコールは、日勤、夜勤といった実働を伴うシフトは違った、独特な性格のシフトです。
想像がつかない分、マイナスなイメージを強く持つのも無理はないです。
オンコールをしようか迷った方は、一度オンコールをしてみて、今後どうするのか決めても良いと思いますよ。
❤日勤以外の働き方はこちら❤
子持ち助産師だからといって、働き方は日勤のみではない。夜勤・時差出勤もアリです。
子持ちの看護師、助産師へ送る『早出業務・遅出業務のすすめ』。 早出遅出の働き方や、出来ない場合の対処法を解説。
子持ちの看護師、助産師へ送る『産婦人科夜勤のすすめ』。 産婦人科特有の夜勤の仕事内容や、家庭と両立するための働き方を紹介。
❤助産師ママ・看護師ママの仕事探しはこちら❤
助産師ママ、看護師ママの求人の探し方6選!併用例とそのポイントまで解説!